SP062 【自己解決】 不安を解消する質問力の育て方

この記事を読むと不安を消す質問がわかります

まずは、若手会社員ハルが元先輩のタクに、悩みの解決方法を教えてもらうショートストーリーをお読みください。(笑)

登場人物
ハル:若手の営業社員、熱血漢で真面目な性格、向上心がある女性社員。困ったことをたびたび、タクに教えを請うと称し、愚痴を言いに来る。
タク:ハルの会社の元先輩で、退社して起業した。マイペースで自由人な性格。

今日も、ハルのため息が聞こえる。
「得意先へのプレゼンで失敗しました。ボロボロでした。間違えたら頭が真っ白になって、後半は課長に助けて貰いましたが・・・」
「来週、別の会社へのプレゼンを控えていますが、自信が有りません。出来れば逃げたいなぁ・・・」

ハルが肩を落としてつぶやく。

タクは、にこやかに言う。
「それは大変だったね。誰もが失敗するものさ、なんて励ます人も居るけど、君にとっては気休めにもならないよね」

ハルはその通りだと、静かに頷く。

タクはコップの水を少し含んで、ちょっと思案した顔をした。
「確かに、失敗いないようにって思うと、緊張して失敗することが多いね。そんな時は、深呼吸を一つしたあとで、自分に次の質問してみるといいよ

「え、どんな質問ですか?教えて下さいよ!」ハルは瞳を輝かせて身を乗り出した。

失敗をした場合、具体的にどうなるの?

「えー、考えたことがありませんでした。きっと、また課長がサポートしてくれると思います。当然、お小言はありそうですけど・・・」

「それなら、商談が中止になるような、大事にはなりそうにはならないね。最悪どうなると思ったの?」

「いやー、ただ漠然と大変だと思っちゃいました。よかったぁ。ありがとうございました。なんか、プレゼンの練習、頑張れる感じがしてきました」

タクは、にこやかに微笑んだ。

人は事実を捻じ曲げて解釈する

多くの人は、自分への困難を大袈裟に捉える傾向があります。でも実際にその出来事が起きても、思ったより大したことがないのが殆どではないでしょうか?私も経験があります。(笑)

どうして、取り越し苦労をするのかというと、人はもともと、心配性な生き物です。人は、生き残るため防衛本能で、心配するように進化しました。心配しないで防御を怠ると、肉食動物や他の部族の攻撃で淘汰されて生き残れないからです。しかし、心配が度を越すと人は事実の解釈を悪く変えることがあります。

例えば、準備は慎重にするべきだ。素晴らしい心構えだと思いますが、ハルの場合、過去にプレゼンを失敗したことで、未来も失敗するのではないかと心配しています。

しかし、本番に弱いタイプの人は、いつも本番に失敗するのでしょうか?すべて失敗ということは稀です。例え、部分的に失敗があっても、他人は下手だなと思っても、あなたの失敗をそれほど気にしていないでしょう。失敗すると思っていても、成功すると思っていても、残念ながら、失敗する時は失敗します。(笑)しかし、やる前から失敗する緊張してしまっては、普段どおりの動作が出来ないことは明白ですね。

過去に失敗したことは、未来には直接関係有りません。心配が大きくなると事実を把握できなくなり、そのうち感じる事実への解釈が変わって行きます。これを「認知の歪み」と言います。認知の歪みがあると、起きそうにないことを心配したり、やる気が失せたり、自分にとってネガティブな行動をしてしまいます。

認知の歪みと質問方法

認知の歪みは、質問で気付く事ができます。

明確化
具体的に何が〜
具体的に誰が〜
 例:具体的に何が不安だと思うのですか?
   具体的に誰が反対しているのですか?

比較
何と比べて
誰と比べて
 例:誰と比べて、あなたは劣っていますか?

限定
いつもですか?
みんなですか?
絶対ですか?
 例:台風が来ていても、絶対、会社にいかないとダメですか?

影響
〜しないとどうなりますか?
〜したらどうなりますか?
 例:もし、あなたが出来なかったらどうなりますか?

「なぜ」という質問をしない理由

認知の歪みで困った状況になっている場合、「誤解」を解くのが先決になります。「なぜ」という質問は原因を聞いていますが、原因はすぐには解決できない出来ない場合も多いです。脳はすぐに答えを出せないので、答えを出せません。結果、質問された人を追い込むことになります。

それを回避する為には、まず、絡まった事実関係を整理して、それから原因と対策を立てるとスムーズだと思います。名探偵シャーロックホームズだって、いきなり原因である犯人を知ることは出来ないはずで、まずは現場検証から始めますよね。

ハルに「なんで失敗したの?」なんて最初に聞いたら、思考停止して、「練習が足りなかった。台本が整理出来ていなかった」などと自分を追い込むネガティブな要因を思いつきで挙げるでしょう。いくら練習を積んでも、完璧は有り得ないので、次回も緊張して実力は出せない可能性が高いと思います。本人にとって「なぜ」というファーストクエスチョンは、いい結果には結び付きません。

考えることを減らす「生活習慣病」を育成する社会環境

事実を歪め、「自分に不利な解釈」が習慣になっていませんか?テレビやネットでは解りやすい言葉で欲望を刺激して、できるだけ考えないように「教育」しています。それが、資本主義社会のマーケティングです。

  • その商品は本当に必要ですか?
  • そのニュースは本当なのか?
  • その専門家の言っていることは正解なのか?
  • 学んいるスキルや資格は、あなたにとって本当に有益ですか?

思考力・質問力は伸ばせる

思考力や質問力は、認知の歪みを回避して、あなたの生活を豊かにします。思考力や質問力を育成するためには、インプットとアウトプットが重要だと考えています。しかし、私もそうでしたが、形だけのインプットをしている人が多いように感じられます。形だけというのは、本をさらっと読むだけ、ネットで検索してうわべだけの知識を得ることです。

インプットは本を沢山読むことが良いと思います。AmazonのKindleアンリミテッドなら、定額で多くの書物に触れられます。

朗読アプリも良いです。ウォーキングしながら知識が得られて、効果的だと思いました。最近、オーディオブック配信サービスのaudiobook.jpを使い始めました。定額制なので安心です。

しかし、以前のブログでも言いましたが、インプットしたらアウトプットしないと効果が半減です。本を読んだら、ノートに纏める、人に教える、SNSで発信するなどのアウトプットがお勧めです。

発想は育成できる】発想が貧困でアイディア

今日のプチワーク 062 : 「常識だと思ったら、自分へ質問してみよう」

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